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高校生へのメッセージと教員のプロフィールです〜国際政策学部

こんにちは。山梨県立大学の広報担当、兼清慎一です。国際政策学部の教員からのメッセージを順次ご紹介します(主に高校生向けです)。プロフィールも兼ねています。本学部でどんなことを学びたいかを考える参考にしていただけたらうれしいです。

地域研究の醍醐味は身近なところから|安達義通

安達 義通(アダチ ヨシミチ)教授
地域振興

山梨県を中心に国内外へもエリアを広げつつ、まちづくり・地域活性化に関する調査・研究を行っています。近年は甲府中心市街地でのフィールドワークを学生と一緒に精力的に行っています。学外では,甲府の中心街を盛り上げようと頑張っている市民団体「甲府ん!路地横丁楽会」に所属し,甲府の路地横丁の維持及び活性化に関する調査・活動をしています。

身近なものに驚き、身近なものを大事にし、身近な所で「宝」を発見しながら、少しずつ自分のまわりを住み良くしていく。それが地域研究の醍醐味だと思います。ちなみにロンドンに留学していたので英国も好きです。

観光は地域の豊かさや幸せさを創り出すための一つの方法|安藤勝洋

安藤 勝洋(アンドウ カツヒロ)准教授
観光まちづくり、地域開発、国際協力

高校生のみなさんに向けてゼミ(研究室)の紹介を兼ねてメッセージを書きました。ぜひこちらをお読みください。
https://note.com/andokatsuhiro/n/n9b015463d1c6

アメリカ演劇・戯曲の研究をしています|伊藤ゆかり

伊藤 ゆかり 准教授
アメリカ演劇、戯曲

ライティング、リーディングなど、主に英語の授業を担当する一方、アメリカ演劇・戯曲の研究をしています。

劇はもちろん、小説や映画などの話を学生とするのが大好きです。3年生のゼミでは、毎年学生と一緒に戯曲を読んでいて、今年度はミュージカル『レント』をとりあげました。

卒業論文ゼミでは、学生は、アメリカの小説、食文化、ディズニー映画、音楽などいろいろなテーマに取り組んでいます。

世界のなかの日本文学|大村梓

大村 梓(オオムラ アズサ)准教授
日本文学、比較文学

 皆さんは毎日本を読みますか?本を読むことはあまり意味のないことだと思いますか?ここで私が言っている「本」は文学作品、つまり小説や詩などを指していますが、自分のために本を買ったことはありますか?本屋に行って、本に囲まれながら、背表紙や装丁を見て、そしてページを少し繰ってみながら、自分にとって必要だと思う本を選んだことはありますか?
 私が文学の研究を始めたときに、そんなことは社会に貢献しないことだと言う人もいました。しかし一方で私が思うよりも多くの人が、本と自分のあいだに非常に個人的で親密な関係を持っていることに気がつきました。その関係を目の当たりにすると、なぜ人は本を読むのか、なぜ本は必要なのかという問いはあまり意味のないことだと思い始めました。
 私は比較文学の視点から日本文学を研究しています。もう少し詳しく説明すると、日本近代文学(特に1920年代、1930年代)における西欧文学の影響について研究しています。約200年間の鎖国を終えて開国した日本は近代国家としての形を整えるため西洋の影響を多く受け入れました。文学の分野においても西洋の新しい概念を理解するための翻訳語が必要になりました。文語から口語へと、より若者に親しみやすい言葉を用いた翻訳詩集である『月下の一群』も1925年に翻訳家・堀口大學により発表されました。これら翻訳から、当時の若者たちの読書体験や新しい言葉への期待を読み取ることができます。このように世界のなかの日本文学、という視点で研究を行っています。また最近では翻訳研究というつながりから、村上春樹の英訳についても本を出版しています。特に村上春樹の作品での外国描写が英訳ではどのように訳されているのか、二重の異国性の問題について関心を持っています。
 ゼミに所属する学生は日本を中心とした文学作品や表象文化(映画、漫画、ファッションなど)について研究を行っています。また希望者は執筆・編集に参加し、文芸雑誌の発行も行います。内容は短編や詩、エッセイや評論など多岐に渡り、日本語と英語で作品は執筆されています。最新号は2020年9月に発行される予定です。文学や文化・芸術一般に関心のある学生を待っています。

語学の勉強で感性を磨いて、表現力を豊かに!|賀南

賀 南(ガ ナン)准教授
中国語教育、比較神話

賀南先生

来日前に中国で日本語を勉強していたとき、日本語には、同じ「灰色」でも「ねずみ色」、「素ねずみ」、「鈍色」、「うす墨」などがあるように、色を表現する言葉がとても豊かであることに圧倒されました。中国と日本はどちらも漢字を使う国と思っていましたが、改めて言語を習得するには、その背景にある文化、視点、発想を深く知ることの大切さを実感しました。

現在は、基礎科目の「中国語Ⅰ、Ⅱ」、学科専門科目の「中国語作文」、「中国語購読」、「会話と聴力」や現地の海外研修を伴う「国際理解演習(中国・台湾)」、「中国語現地演習」などを担当しています。

中国語は量詞(事物や動作行為を量る単位詞)がよく発達している言語であると言われます。例えば、日本語で「私は昨日小説を買いました」は、中国語では“我昨天买了一本小说”のように、数量詞を付けなければ不自然な中国語になるのです。数量詞を付けずに「我昨天买了小说」とすると、文としては完成せず、続けてまた何か言いたいことがあるニュアンスになります。例えば「我昨天买了小说,就回家了(私はきのう小説を買ったら、すぐ家に帰りました)」。これは、中国語の名詞は周りの言語環境とのつながりが薄く、具体性があまりないと言われます。このように、文法の規則を知ることが、中国人とのコミュニケーションをうまく取るための第一歩です。もちろん、文法や発音が正しくても、お互いの発話意図の行き違いもあります。これは、それぞれ生活環境、考え方や習慣は異なるからです。

言葉を学ぶことは、つねに異文化理解という作業も伴ってきます。また、言葉には、発話者の主観も反映していると言われます。つまり、絵画や音楽と同じように、言語は人間の表現の一つであります。語学の習得は実用的なイメージが強いかもしれませんが、皆様は是非大学の四年間で語学の勉強を通して、異文化に触れ、感性を磨き、豊かな表現力を身につけてほしいと思っています。

「これだ!」と思うものが見つかるといいですね|兼清慎一

兼清 慎一(カネキヨ シンイチ)准教授
メディア論

こんにちは。兼清慎一と申します。本学の広報委員としてこのnoteの編集も担当しています。25年間、記者、プロデューサーとして放送局に勤め、2015年4月にこの大学の教員になりました。大学で学ぶ目的は留学、資格、学歴さまざまだと思います。国際政策学部には多様な経験と関心を持つ教員がいて、多様な学びができます。実践的な学びもできます。試行錯誤しながら「これだ!」と思うものを見つけていくことができるチャンスはあると思います。学生のみなさんにとって「この大学が私の学ぶ場だった」と確信できる何かが見つかることを願っています。

国際政策学部での学び|澁谷彰久

澁谷 彰久(シブヤ アキヒサ)教授
民法、商法、金融商品取引法

国際政策学部は、「何を勉強するのか分からない」、「どういう研究を行っているのか分かり辛い」と時々言われます。しかし、現代社会における様々な問題を解決するための人材を養成するには、専門分野を一つに区切った学部学科では対応できないと考えます。皆さんがこれから立ち向かう複雑な問題には、いろいろな分野の知識を組み合わせなければ答えは出てきません。単なる法律学や経済学からだけでは解決できない複合的な問題が世の中には溢れかえっています。皆さんは問題解決に向かって、それぞれが持つ知識をどう組み合わせて最適な解を見つけ出せるかという思考力が求められます。

山梨県立大学は小さな大学ですが、いろいろな分野の先生がいます。その先生たちから学んだ知識や考え方を自分の中で組み合わせていくという経験は、将来必ず社会に出てから役に立つ力になります。これからの日本や世界のために、そして自身の生きる力を備えるために国際政策学部で学ぶことを若い人たちにオススメしたいと思います。

総合力を育む、5大学ジョイントセミナー|申龍徹

申 龍徹(シン ヨンチョル)教授
政治学、行政学、公共政策

申ゼミの目玉商品は、ジョイントセミナーである。毎年12月の第1週目の週末は、千葉県館山市の中央学院大学のセミナーハウスで、知り合いの5つの大学6つのゼミが集まるジョイントセミナーが行われる。今年は幹事校でありながら、少数精鋭、4人のゼミ生と臨む、とにかく頼むぞ!

申先生2

行政学・地方自治を主な専門とする大学教員、それぞれのゼミ生、あわせて約120人が2泊3日の寝食を共にしながら、それぞれゼミが重ねてきた1年間の研究成果を発表し、共有する。今年で34年目となる。

ジョイントゼミの発表は、各大学共通で取り組む「共通テーマ」とテーマを自由に選べる「自由テーマ」の2種類があり、ゼミ生が少ない大学では共通テーマ1、自由テーマ1の2つ、人数が多いところは3~4つとなる。それぞれのゼミでグループを作り、関連する文献の講読、論点整理、フィールドワーク等々、それぞれが取り組んだ1年間の成果を披露するシンプルな仕組みであるが、構想力・分析力・調整力・コミュニケーション力・行動力・・・、総合的な力量が問われる。

普段は金曜日の昼に集まり、開所式を行い、各大学のゼミ長による所信表明、各ゼミによる「共通テーマ」の発表、翌朝は9時から、昼食を挟んで18時ころまで各ゼミの「自由テーマ」の発表が続く。一つのゼミに対し、発表と質疑応答をあわせて1時間の長い持ち時間。時には厳しく、時にはマヌケな質問で会場が笑いの渦、時には静寂が交差しながら、20本の発表が続く。学生の評価はシビアで、発表の出来は感覚的に分かる。

緊張感あふれる発表の後は、ボリュム満点の夕食、そしてお待ちかねの懇親会。恒例のビンゴ大会はいつも大盛上がり、今年は何と湯沸しケートルをゲット、研究室の貴重な財産が増えた。初めての人も、旧来の友も一緒になって、異文化交流を楽しむ。電話番号の交換は古い、ライン、ツイター、インスタグラム・・・・。

申先生3

夜、先生方による評価の時間。グランプリをめぐる攻防で、熱気に包まれる2階のラウンジ。12時を越えてやっと決まったグランプリ。今年の最優秀発表は、県立大学申ゼミの共通テーマ、「飯島米俵マラソンを契機とした地域振興:行政依存からの脱皮@地元特産の活用の例」、去年に続く2回目のグランプリ、あっぱれ!

申先生1

自らマラソンを走り、関係者へのインタビューを重ねながらまとめた力作で、体験的なアプローチがリアルな臨場感を表現し、脱行政@地域特産@地域住民という、ありふれた要素の掛け算が織りなす地域活性化の可能性を見事に描き上げた、先生方の評価も上々。

日曜の朝、2泊3日の日程が終わり、参加した先生方からスパイスの効いたコメントを頂いて、それぞれ帰路に就く。来年の共通テーマは、「大学と地域活性化」。帰り道に寄った道の駅、東京湾の上に聳え立つ富士の姿に一時の感動。疲れたものの、久々に充実した時間であった。来年の発表が楽しみだ。みなさん、来年また会おう。

Let’s all contribute to world peace|Jason Pratt

Jason Pratt Associate Professor ジェイソン・プラット准教授
英語、国際政治

On September 11, 2001, terrorists attacked the world trade center and the Pentagon military institution in the United States. As an American, I felt scared and shocked. I did not know how, but I knew then that wanted to change the world to be better. In fact, I started working some years later at the embassy of Afghanistan in Tokyo where I worked hard to do anything I could to contribute to peace in Afghanistan and peace all over the world.

Each one of us has the power to contribute to world peace. Right here from Kofu, we can make the world a better place.
Why do groups of people fight? Are there ways to prevent conflict? How can peace last? In my seminar, students consider these issues and listen to special messages to our seminar from people around the world who work to increase peace. We consider what we can do to help. Finally, by the fourth year, we are active in bringing real positive changes.

Background of the teacher

Jason Pratt is originally from Washington State and has lived in Japan for over 20 years. He originally came as a university student and received his MA from Hosei University. As stated above, he worked for the embassy of Afghanistan in Tokyo and on assignment in Afghanistan on occasion. He has also been a co-owner of a small business that exported Japanese technology to former Soviet republics.

アジアのことを一緒に楽しく学びましょう|張兵

張 兵(チョウ ヘイ)教授
中国史・中国経済・アジア事情

専門は中国史、中国経済、アジア地域研究です。21世紀はアジアの時代と言われているように、中国をはじめとするアジア諸国は発展がめざましく、希望と活力にあふれていますし、地理的にも近くて観光や留学、企業の進出などで日本との人的交流は特に活発的です。

アジアのことを一緒に楽しく学びましょう。

Green Business Culture for the Environment and Community|David Prucha

David Prucha Associate Professor デビッド・プルーカ准教授
英語、ビジネス

Now more than ever companies and businesses around the world are
looking for ways to be economically profitable while protecting the earth’s
precious resources. Sadly, too many companies are focused only on making
money, yet without a good environment in which to do business, everybody
on the planet will suffer the consequences of the damage being done to the
earth everyday.
Something must be done about the way humans interact with nature so
that the natural environment can sustain human economic activity in the
future. Education is by far the most important step toward raising awareness
among consumers, businesses and society in general. By studying ways in
which every citizen around the world can contribute to a cleaner, healthier
planet, people can come up with ways to promote business activity while
creating a sustainable environment for future generations.
Prucha Seminar teaches students about how to make a business
become green while helping to promote the local environment and
community. Student projects include learning about local agriculture
production in areas such as wine, fruits, craft beer, hops, rice and wheat…all
excellent products already available in Yamanashi Prefecture. Fieldwork is a
huge part of this process and students will learn new skills through DIY(Doing It Yourself)!.
The skills students learn in this seminar will help them to identify areas
in which local businesses can protect and improve the environment while
producing and marketing local products help to bring everyone closer to a
greener business culture for the good of local community and global society.

About the instructor:
David Prucha is originally from San Francisco, California, and graduated from
Columbia University, NY. With a background in International Business and
Marketing, David calls Portland, Oregon his hometown in the USA. Having
worked, lived, and studied abroad for many years, David’s main focus now is
introducing students to the business possibilities of rural Japan. He is a
Yamanashi Tourism Ambassador and the creator of Obina Hops, a green
business project in Kofu that grows American Hops for the Craft Brewing
Industry across Japan.

プロフィール|名和敏光

名和敏光
神奈川県生まれ。二松學舍大学大学院文学研究科中国学専攻博士後期課程単位取得満期退学。前東京大学大学院人文社会系研究科・文学部講師(非常勤)、山東大学教授(兼職)等。

1988年9月~1999年11月の1年余り北京大学に留学。天安門事件を現地で実見した。
現在、馬王堆漢墓帛書『陰陽五行』甲乙篇の綴合等、出土資料、日書の研究を行っている。

中国出土資料学会理事(元会長)、日本道教学会理事。
小川 陽一(東北大学名誉教授・中国文学研究者)は伯父である。
『前近代東アジアにおける〈術数文化〉』(アジア遊学 244) 共著
『東アジア思想・文化の基層構造:術数と『天地瑞祥志』』編著
『年号と東アジア―改元の思想と文化―』共著
『日本漢学珍稀文献集成:年号之部』共著
『中國出土資料の多角的研究』共著
『中国古代史研究 第八 創立七十周年記念論文集』共著
『古代東アジア世界の祈り』共著
『地下からの贈り物―新出土資料が語るいにしえの中国』共著
『術数学の射程―東アジアの知の伝統―』共著 京都大学人文科学研究所
『中国新出資料学の展開』共著
『出土資料と漢字文化圏』共著
等、執筆著作・論文多数。
獲得外部資金(科研費等)多数。

持続可能な開発のための制度を経済学の視点から|二宮浩輔

二宮 浩輔(ニノミヤ コウスケ)教授
マクロ経済学、ミクロ経済学、経済政策論、地域経済論、日本経済論

皆さんは「持続可能な開発」という言葉を聞いたことがありますか?私たちが、先人から引き継いだ豊かな地球環境を将来世代に残しつつ今の世代の幸せをどのように実現するか、を考えるための重要な概念です。私の研究テーマは、その「持続可能な開発」のための制度を経済学の視点から考えることです。とりわけ発展途上国の環境問題に関心を持って勉強しています。

ひとこと:「あんまり高く揚がったら雲とぶつからないかな?」凧揚げをしていて心配になった、今は中学生の息子が、小学1年生の時に真剣に尋ねた言葉です。皆さんもかつては小学1年生でした。その時のピュアな感性を忘れずに「純」で且つ「タフ」な大人を目指してください。県立大で一緒に勉強できる日を心待ちにしています。

日本語教員養成課程|萩原孝恵

萩原 孝恵(ハギワラ タカエ)教授
日本語教育、語用論

日本語教員養成課程で日本語教育関連科目を担当しています。日本語教員養成課程とは、「日本語を母語としない人に日本語を教える」教員の養成課程です。そして、「日本語を母語としない人に日本語を教える」のが日本語教育です。日本語教育では、日本語をソトから見ることが重要です。ソトから見るというのは、「日本語」という一言語を客観的に捉え、論理的に説明することを意味します。

日本語教員養成課程では、1年生の前期に「日本語教育概論」という科目を開講しています。この科目は、日本語教員養成課程の入門科目としてたくさんの学生が履修します。自然に身に着けた日本語を、ソトから眺めてみると、今まで気にも留めなかった日本語の規則性や特性に驚いたり感動したり困惑したり、、、とにかくいろいろな感情が沸き上がるようです。自分で考え、解決していく力を身に着けていくこと。そんな学びの場を共に創っていけたら、と思っています。

これまで出会った世界各国の学生たちが、私を困らせる難解な質問をたくさんしてくれたおかげで(笑)、いまの自分になりました。来年の春、みなさんに会えますように。

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簡単に「わかる」と言ってはいけないし、すぐに「わからない」と言ってもいけない|橋本憲幸

橋本 憲幸(ハシモト ノリユキ)准教授
教育学(国際教育開発論・教育哲学) 

このタイトルの記事をリンク先に掲載しました。ぜひ、ご一読ください。

大学はみなさんの目標を探す場所|松井亮太

松井 亮太(マツイ リョウタ)講師
経営学

松井プロフィール写真-2

私は山梨県立大学で「経営学」という授業を担当しています。
経営学というと、どんなイメージを持ちますか?「なんだか難しそう」とか「経営者(社長)になるための学問かな?」と感じる人も多いと思いますが、実は経営者だけでなく世の中の多くの人にとって役立つ学問です。

簡単に説明すれば、経営とは「組織や人が目標を達成できるようにすること」を意味します。この記事を読んでくださっているみなさんは、現在も何らかの目標を持っていると思いますし、大学に入学した後も、大学を卒業して社会人になった後も、色々な目標を持つことになるでしょう。

目標を達成するためには、「気合い」や「能力」、時には「運」も必要になってくると思いますが、それらだけで目標が達成できるわけではありません。目標達成には、『戦略』『組織』『目標管理』『意思決定』なども重要になってきます。これらの戦略・組織・目標管理・意思決定などについて学ぶのが、経営学の目的です。大学で経営学を学ぶことは、みなさんが人生で目標を達成する上できっと役立つはずです。

私の授業では様々なビジネス事例を取り上げながら説明します。その理由は、みなさんには大学卒業後の進路として色々な可能性を考えてもらいたいからです。特に最初の就職先は人生の分水嶺のようなもので、みなさんの仕事観や人生観に大きな影響を与えることになるでしょう。一昔前と比べれば、最近は日本でも転職しやすい環境(転職市場)が整ってきたのですが、それでも、最初の就職先がみなさんにとって望ましいものであってほしいと思います。世の中にはみなさんがまだ知らない企業や組織、ビジネスがたくさんあります。それらの事例を学びながら、大学でやりたいことや大学卒業後の進路などを考えてみてください。

若いみなさんには無限の可能性があります。みなさんが自分の無限の可能性に気づき、将来やりたいことを発見するためのお手伝いをしていきたいと思います。

コンピュータを活用してグローバル化社会の問題解決ができるように|八代一浩

八代 一浩(ヤツシロ カズヒロ)教授
情報通信、情報ネットワーク論

専門はコンピュータ・ネットワーク・教育工学です。国際政策学部なのにどうして情報関係のことをやらなくてはならないの?と思う人もいるかもしれません。でもよく考えると社会のグローバル化にはインターネットが不可欠であることがわかると思います。インターネットの発達により、世界のつながりが大きく変わりました。それに連れて私たちのコミュニケーションの方法も変わってきました。国際コミュニケーション学科の授業では、情報コミュニケーションに関する授業を担当しています。入学した学生さんには、コンピュータやネットワークを活用してグローバル化社会の問題解決ができるようになってもらいたいと思っています。

研究では教育の中でコンピュータやネットワークをどのように活用していくかをテーマに活動しています。現在、edutabという教育支援システムを複数の大学や企業と共同で開発しています。開発したシステムは地域の小中学校で実際に使っています。研究活動では、学生の皆さんと一緒に地域の小中学校にも伺います。関心のある方は、研究室のWebページもご覧ください。

http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~kaz/

観光まちづくりの研究 ―アクティブラーニングと私―|吉田均

吉田均(ヨシダ ヒトシ)教授
国際開発、国際協力

みなさん、こんにちは。国際政策学部国際コミュニケーション学科の吉田均です。皆さんは「アクティブラーニング」という言葉を聞いたことはありますか? 大学では、この研究手法を使って、本物の社会を変えるための研究や活動をします。実際に山梨県立大学の地域振興やメディア系のゼミでは、地方自治体や民間企業などと、共同プロジェクトを企画し、またその成果を地方自治体の政策立案や提言にしています。ここが大学の面白く、また怖いところです。

ちなみに私の大きな悩みは、外部の社会人と話をすると、すぐ話題が「ゼミの学生」になってしまうことです。我がゼミ生の標語は、「みんなは1人のために、1人もみんなのために」(上の句)です。では、下の句は何か? それは学生によってまちまちです。しかし基本は、「(できれば先生も仲間に入れてあげて)、あきらめず、もがいて、がんばって、汗をかいて、笑って、泣いて、楽しんで、夢をつかもう!」であればいいなと思っています。

吉田研究室では、「アクティブラーニング」を通じて、教員と学生で観光まちづくりを推進しています。現実の社会を題材に、観光資源の発掘、観光事業の企画、観光情報の発信をしています。また県内自治体の要請で、観光計画の立案に、公募委員やアドバイザーとして参加してきました。

例えば2019年は、山梨県立博物館や信玄ミュージアムで、「水の歴史」に関するパネル展示を実施しました。また「昇仙峡リバイバルプロジェクト」や「山梨県総合政策審議会」などに学生を派遣しました。この学生さん達の活動は、結構好評で話題となりました。例えば、NHKなどのテレビや、読売新聞・山梨日日新聞などのメディアで、1年間に20回近く報道されました。

「個人の夢はただの夢ですが、みんなで夢を共有できれば、まちのかたちをかえられるかもしれない」。学生たちは、そんな思いで、泣いたり、笑ったりしながら、活動しています。今年のテーマは、甲府市北部に現存する「祈りの道」の再評価です。これは今年昇仙峡が「日本遺産」に認定され、来年は武田信玄公誕生500年祭を迎えるため、その具体的準備活動の一環として展開しています。この記事に、甲府市北部の「深草観音」を調査した際のデモ映像を添付します。「祈りの道」を再確認し、情報発信を模索しながら、100年後の山梨を夢見る、今日この頃です。


これからもよろしくお願いします。
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山梨県立大学の公式noteです。学生と教職員の「人が見える、声が聞こえる」noteを目指します。よろしくお願いいたします。

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